第91回 学校読書ボランティアの会 6月例会
- hiroko uegaki
- 6月16日
- 読了時間: 6分
更新日:6月16日
日時:2025年6月7日(土)10:15~12:00
場所:福知山市立図書館中央館2階研修室
司会:中西 記録:荻野 写真・ブログ:上垣
本の紹介:*は小学校名
【 】内はグループ名
『 』内は本の名前
( )内はその本を読んだ月、学年、対象など
一部の本の写真は、著作権の関係から1か月をめどに見えないようにします。
◎西山さん *遷喬小学校 【おはなしえぷろん】

『ぼく・わたし』(6年生)
作・絵:高畠那生 出版社: 絵本館
「ぼく、勉強は得意じゃないけど。 紙ひこうきは得意。」
高畠那生さんが描くぼくやわたし。画面の中のみんなは、とっても生き生きしていて元気そう。そりゃあ、ちょっと落ち込む時だってあるけれど。それでも、やっぱり自分らしくいられる事が一番!
いろんなぼく、いろんなわたし、いろんな気持で過ごしてる。
ページの左右で得意でないこと得意なことが次々でてきます。みんないろいろな面を持ち合わせていて共感できる。○○は苦手だけど○○は得意とマイナスを打ち消してすぐにプラスに切り替えてくれるところが前向きになれます。
『答えのない道徳の問題 どう解く? 正解のない時代を生きるキミへ』
ぶん:やまざきひろし え:きむらよう・にさわだいらはるひと 出版社: ポプラ社
大人も答えにくい「答えのない問題」を考えます。著名人の考えを読みながら、自分自身で考えて周囲の人とディスカッションするきっかけ作りに最適です。
まだどこでも紹介していない本ですがブックトークなどの導入などにも使えるなあと気になっています。みなさんも答えのな い問題に挑戦してみてください。自分で考えることが大事ですよね。
◎仲野さん *三和学園 【ぶっくぶく】

『くわずにょうぼう』語り(5、6年生)
日本の昔話 再話:稲田和子
画:赤羽末吉 出版社: 福音館書店
東北地方の昔話に基づいた再話。欲張り男のところにやってきた飯を食わぬ女房の正体とは・・・
目を閉じる子、目を閉じて集中しようとしながらも語り手の表情が気になる子、食い入るように瞳を凝らして聞き入る子。さすが高学年でした。
『たいこどんどん』(全学年に) 作・絵:三浦太郎 出版社: ブロンズ新社
こころ弾む、音のパレード。 おもわず声に出したくなる つみあげうた絵本。
カードを用いて全員参加!みんなとても楽しんで大きな声で。新学期オープニングにピッタリとなりました。
『たいこ』 ぶん・え:樋勝 朋巳 出版社: 福音館書店
トントントトトン トントントトトン、誰かがたいこをたたき始めると、「なかまにいれて」と仲間がひとり増えました。またひとり、またひとりとやってきて仲間はどんどん増えていき・・・
自分のイヤシの本です。

◎岡井さん *修斉小学校 【くじらぐも】
『とんでもない』(5年生)
作・絵:鈴木のりたけ 出版社:アリス館
ぼくってなんのとりえもない、という男の子。すると「とんでもない」と動物たちが…。


人権学習をすると聞いて選びました。自分にないものはよく見えるけど、あったらあったで大変。相手を知り、自分
はどうなのかなと見つめる本です
「とんでもない」「となりの芝生は青い」と例えの言葉の意味にもふれました。
表紙カバーも楽しい
◎大槻さん *遷喬小学校 【おはなしえぷろん】

『ともちゃんとうし』(1年生) 作:市川朔久子 絵:おくやまゆか 出版社:岩崎書店
学校に行きたくないともちゃんが、うしと一緒にゆっくり気持ちを整えていくお話。
実際に泣いている子どもたちも一緒に読みました。

『せんたくかあちゃん』(1年生)
さく・え:さとうわきこ 出版社:福音館書店
洗濯が大好きなかあちゃんが洗濯板で、家中のもの全てを洗ってしまいます。干された子どものへそを狙って雷さまが落ちてくると、かあちゃんは雷さままで洗濯してしまい・・
これまで何度も読みましたが、今どきの子には「手で洗って」「干す」ということが日常の体験としてないなあと思いながら読みました。
◎中尾さん *成仁小学校 【日新おはなし探検隊】

『よるのあいだに…みんなをささえるはたらくひとたち』
文:ポリー・フェイバー 絵:ハリエット・ホブデイ
訳:中井はるの 出版社:BL出版
わたしがパジャマにきがえるころ、ママは、でかける。たいせつな仕事にいくんだ。わたしが寝ている間にいろんな人が仕事をしている。
昼の仕事とのつながりも楽しい。バスの運転手のママ、どのページにもバスが走っていて夜通し働いている様子を発見!男性も女性もその人らしく働いているのがいいな…。
◎藤岡さん(公立大) *大正小学校 【ぽとふ】
『ドアをあけたら』(支援学級) さく:しまだともみ 出版社:東京書店

窓からのぞいた姿と、ドアを開けたときのギャップを楽しむしかけ絵本。表紙のクマに見える動物も実は…
参加してもらいながら読めます。意外な展開に驚きの連続が楽しい。朝の時間が盛り上がりました。
◎堀さん 【福知山YMCAブッククラブ】
現在大阪関西万博が開催されていますが、小さい頃に万博へ行った時の思い出です。

『とこちゃんはどこ』
さく:松岡享子 え:加古里子出版社:福音館書店
1970年刊。赤い帽子と青い半ズボンの元気な男の子、とこちゃん。人ごみにまぎれたとこちゃんを探そう!
絵さがしの絵本の元祖ともいえる絵本です。
『どこにいるかわかる? アジア・太平洋の子どもたちのたのしい一日 』
編:ユネスコ・アジア文化センター 訳:松岡享子 出版社:こぐま社
1988年刊。日本を含む、アジア・太平洋の子どもたちが、自分の住む国の祭りや行事を案内してくれます。そして、ぼくがこの絵の中のどこにいるかわかる?と聞いてきます。
楽しみながら世界と出会える絵本です。

◎荻野さん *夜久野学園 【れんげ畑】
『ライオンのくにのネズミ』(6年生)
作・絵:さかとくみ雪 出版社:中央公論新社
父親の転勤でライオンのくにに引っ越したねずみの家族。ライオンが怖くて仕方がない子ねずみだったが、あることをきっかけにライオンと対決することに。使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らはわかりあうことができるのか?
異文化の中で感じる不安や恐怖、勇気と友情、言葉が通じなくても伝わる思いなどが描かれています。
~ その他 ~
藤岡さん(公立大)から
「絵本をモチーフにしたすごろくでおしゃべり交流会」を開催
お手製のすごろくシートにコマは絵本のキャラクターをフェルトで作成。順番にサイコロを振りながら止まったマスのお題でおしゃべり。絵本の話題を中心に、すてきな交流会になったと報告がありました。


← 手作りの
すごろくシートとコマ →
上垣さんから
折り紙のしおりを紹介していただきました。
「図書館で借りた本にふせんを貼る」とのりが残ってしまい変色につながったり、付箋ののりで文字が削り取られ書籍の破損につながることもあります。
《 図書館の新着本から紹介 》







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